🎴 岩と海底

鬼滅の刃の終盤で、主人公が修業の締めに大きな岩を動かそうと奮戦する場面がある。

その情景が、ずっと心の奥底にじっとしていた。

最近になって、そのひとコマがくっきり浮かび上がってきた。

何度もこういう状態になったことがある。

五十歳の時、一度大きく海底に沈みこんでからは、すっかり忘れていた感覚だった。

高揚感が少しずつ熱を帯びる反面、また近いうちに海底まで沈みこむのではないかという予感も強くなる。

人生はいつだって網渡りだ。

岩を押すように、沈むように、浮かぶように。

その繰り返しの中で、今日もまた一歩を踏み出している。

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