🐾 24時間働きますか?

このところ、どうにもこうにも  

オールバッカス(全酒神) のことばかり考えてしまう。

昭和から平成へと時代が切り替わったあの頃、  

私はちょうど三十歳。  

社会も街も人の価値観も、全部が熱を帯びていた。

バブルは沸騰し、  

「24時間働きますか?」なんてCMが本気で流れていた時代。  

結婚したらマンション買って、車も買って、  

そんな“幸せのテンプレ”を誰もが信じていた。

それでも私は、  

日曜日になると河川敷へ戻っていった。

草ラグビーに熱中し、  

試合が終われば銭湯に寄って、  

そのまま何軒もハシゴして、  

いろんな世界の話を聞くのが楽しくて仕方なかった。

あの頃の私は、  

仕事の世界とバッカスの世界、  

二つの人生を同時に生きていたような気がする。

そして今、  

その記憶がまた勝手に動き出している。

朝から妙にテンションが高いのは、  

妄想が止まらないからだろう。

でも、こういう朝があってもいい。  

むしろ、こういう朝こそが“生きている証拠”だ。

🌉 勝鬨橋を渡る“帰り道の風景” 

仕事を終えて勝鬨橋に差しかかると、  

潮風とともに一日の疲れがふっと抜けていく。  

橋の上は、朝とはまるで別の顔をしていた。  

朝は戦場へ向かう通路だったのに、帰りはどこか“解放の道”になる。

晴海通りの左側には、大きな酒屋が歩道にせり出すように立ち飲みスペースを構えている。  

夕暮れどきになると、作業服のままの男たちがコップ酒を手に、  

今日の魚河岸のセリの話やら冷凍マグロ船の入札の愚痴なんかを交わしている。  

その奥の細い路地には、小料理屋やスナックが肩を寄せ合うように並び、  

暖簾の隙間から漏れる灯りが、働き終えた身体をそっと誘ってくる。

晴海通りの右側には小さな公園があり、  

その隣にはバラック建ての煮込み屋と寿司屋があった。  

寿司屋の名前は――確か「おたべ寿司」。  

どれも今の高層ビル群からは想像もつかないほど、  

のどかで、ゆるやかで、  

“昭和の東京の余白”がまだ残っていた。

勝鬨橋を渡るたびに、  

「今日もなんとかやり切ったな」  

そんな気持ちが胸の奥にじんわり広がっていく。  

街の灯りが、働く若者をそっと包み込んでくれるような時代だった。

あの頃の勝鬨橋は、働く若者の背中をそっと押してくれるような場所だった。
今の風景を眺めるたびに、あの夕暮れの匂いを探してしまう。

🌿  ゾウさんのメモアプリ

ゾウさんマークのメモアプリを、  

WEB記事をクリッピングしたり、  

カテゴリ分けしたフォルダーにメモを分類したりするのが小気味よくて、  

ずっと使っていました。

ところが最近は、Kindle本をつくる時に、  

構想メモや原稿の断片を“思いついた瞬間に書き込む”ことが多くなって、  

もっぱら MacBook に付属の「メモ」を使うようになりました。

Kindle本づくりが一段落したので、  

シンプルなメモの中身をゾウさんのアプリに整理しようとしたのですが、  

どうも使い始めのころのサクサク感がない。  

おまけに機能面でも物足りない。

それでもプレミアム会員になって年払いで使ってきましたが、  

このところ値上げが続いて、  

なかなかのお値段になってきました。

年末といういいタイミングでもあるので、  

ゾウさんとはお別れすることにしました。

ゾウさん、いままでありがとうね。  

ちょっと寂しい。

🌿 2つのドメインの年末大そうじ

気がつけば、gengen33.com と akapan33.com、ふたつのドメインを持っている爺ィになっていた。

思えば、Windows95が出てきた頃だ。  

それまで“高嶺の花”だったパソコンが、ようやく手の届くところに降りてきて、夢中になって触り倒した。

40歳になる少し前、勢いのままホームページを作って、 “魚河岸情報局”なんて名前をつけて情報発信していた。  

その流れで取ったのが gengen33.com。

一方の akapan33.com は、33歳でラグビーを引退したのに、40歳前にまた戻ってきてしまった勢いで作ったもの。  

身体が覚えていることは、どうにもならない。

ここ数年は Kindle に夢中で、この2つのドメインはすっかり冬眠していた。

昨日は丸一日あいていたので、久しぶりに gengen33.com の棚卸しをしてみた。

WordPress の操作をすっかり忘れていて、思い出すのに時間がかかる。

でも、使っていない筋肉をゆっくり動かすような、あの“モタモタ感”が悪くない。  

身体もウェブも、急に動かすと壊れる。  

ゆっくりでいい。

今日は akapan33.com のほうをいじってみるつもりだ。

年末の大そうじ。  

いや、  

G(爺ィ)の徘徊ついでの人生の棚卸しかもしれない。

🪵 G(爺ィ)の徘徊について

気がつけば、朝のこと、昔のこと、ラグビーのこと、ちょっとした気づきや、どうでもいいような独り言をあちこち歩きながら拾っている自分がいます。

これまでは「妄想」という名前の棚に置いていましたが、
最近の文章はどうも、頭の中だけではなく、
足で歩きながら拾ってきた“徘徊の言葉”に近いようです。

目的もなく、寄り道しながら、
気になったものをそっと拾ってくる。
そんな歩き方のほうが、今の自分にはしっくりきます。

というわけで、次の記事から
この棚の名前を 「G(爺ィ)の徘徊」 とします。

過去の記事はそのまま残します。
あの頃の“わざとらしさ”も含めて、
裏庭の地層として静かに置いておきたいからです。

これからも、徘徊しながら拾った言葉を
ぽつりぽつりと置いていきます。

🪵 手に持つと、ずっしり。水大ラグビー部シリーズ再編集版。

縦書きの聖書サイズ(A5判)で出していた3冊を、横書きの大学ノートサイズ(B5判)に再編集して、Kindleのペーパーバックとして製本しました。

120ページ。 ゆったりしていて、ずいぶん読みやすくなりました。

手に持つと、ずっしり。

心の奥にずっとモヤっとしていたものが、ようやく形になった気がします。

ホッとしたのも束の間――

今度は築地で原料マグロのブローカーを始めて、ふとした流れで紛れ込んだ、新宿ゴールデン街の酔っ払い軍団が作った ラグビークラブチームの話を紡ぎたくなってきました。

水大ラグビー部シリーズは、三年近くかかりました。

次も、まあ気長にやろうと思います。

人生は、いつだって網渡り。 書くことも、きっとそう。

水大ラグビー部の伝説(吉見のタイガー&ドラゴン): 果たせなかったトンちゃん鍋の約束 https://amzn.asia/d/1fgptwI

🌅 朝の始まりと、心の奥のざわめき

朝、目覚てからすぐにコーヒー豆を挽いて、注ぐと黒猫が全身花柄になるコーヒーカップに並々とコーヒーを満して、啜る。

いろんなことを始めよう、手をつけようと、はやる心の隅っこにある、昨晩のほろ苦い別れ。まるで啜っているコーヒーのようだ。

始まるものすべて終りがある。

熱中することには、倦きることがついて回わる。

でもこのひとときは、静かに余韻にひたりたい。

朝のコーヒーの湯気の向こうに、昨晩の余韻がまだ揺れている。

🎴 G (爺ィ)の妄想と徘徊

日々の散歩で拾ったこと、ふと浮かんだ妄想、朝のノートに書き散らした言葉たち。

ここは、そんな“爺ィの徘徊ログ”を置いていく場所。

形になる前の創作の種、どこにも行き場のない思いつき、人生の寄り道で拾った小さな光。

赤パン33ドットコム (akapan33.com) が“作品の本丸”なら、ここは“裏庭”。

気楽に歩き回りながら、妄想を育てていく。

🏉 ボールを持ったら、とにかく突っ込む。  

ちょっと凸してブレイクダウン。  倒れても、すぐ次のボールを探している。

昨晩ふと気づいた。  Kindle出版に夢中になっているあいだ、  「赤パン33ドットコム」がすっかり放ったらかしだった。

これはいかん。 そろそろ活性化、リニューアルの時期じゃないか。  

そう思った瞬間、また一つボールを握りしめて走り出していた。

私は生涯フランカー。 

人生でもラグビーでも、スタンドオフもフルバックもやらずに終わりそうだ。  

でもまあ、こんな人生も捨てたもんじゃない。  むしろ、これでいいと思っている。

🪴 退化とカオスと、ちょっとした進歩

今日は午前中ずっと、Kindle出版のバランスシートを

Excelで作っていた。

WINマシンはほとんど使わない。

三年前、マンションの理事になって会計を担当したとき、

Excelが必須で、それだけのために買ったようなものだ。

最近はほぼ眠っていた。

使わないものは退化する。

これはもう、真理だ。

いい機会だと思って我慢して続けていたが、

途中で見事にギブアップ。

A1君に相談して、Googleスプレッドシートに乗り換えることにした。

何をやるにも、いつもこうだ。

まっすぐ行けず、途中で迷い、寄り道し、

気づけばカオスのど真ん中にいる。

でもまあ、今回も楽しむよ、このカオスを。

混乱の中に、ちょっとした進歩が潜んでいることを

最近ようやく知ったから。