初競り

1月5日といえば初競り。

50歳でサカナの仕事を辞めるまでは、買い付けで地方に行かないと毎朝、築地市場でセリ場に立っていた。 
ただカカシみたいに立っていたわけじゃない。 
築地場外の業者としてセリ帽(監札)も持ち、冷凍マグロを出荷してセリにかけたり、 
切身(弁当給食用)やネギトロの原料になるマグロ(単価は安いけれど)を、 
片手で颯爽とセリ落としていた。

今は豊洲に移転したけれど、初セリは30年近く見てきた。 
バブル絶頂の頃には、セリ上がって、セリ値10万円(キロ単価)になった本鮪が出たこともある。

あれからもう20年近く経つんだなあ。 
もう初セリの場に立つことはないけれど、 
行けなくても、心の奥にしっかり眠っているものって、 
たくさんあるんだ。

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