gengen33の草ラグビー奮戦記

ボールを持ったらとにかく突っ込め!

巽キャプテンに伝えたいこと

      2019/07/05

1年前に大学同期のラグビー部のキャプテンだった巽君の訃報が届きました。(当時もこちらのサイトにそのことを書いておりますよね。)そして下関に行っても、もう巽キャプテンには、会うことも飲むこともできない失望と悲しみに暮れました。

それからいつまでも立ち止まっていても前に進めないので、それまで燻っていた気持ちに区切りをつけて今年の1月から本格的に赤パンラガーとして再再々復帰をして、毎週の土曜日の越中島の海洋ラガーの練習に参加してその模様をこちらに書き綴っている次第です。

1度50代の半ばに秩父宮で試合があるということで数ヶ月トレーニングして無理やり試合に出たことがありましたが、ほぼ10年間ラグビーから離れていたのです。ですから脚の筋肉はすっかり落ちてしまい全力で走ると膝が痛くて足を引きずり試合でフルに走りきる状態には程遠いのです。

高校3年の時の体育の授業で初めてラグビーをやった時に楽しくて、大学で勇んでラグビー部に入部したんです。けれど大学1年の時は練習の最初にやるランパスで立ってられないようになりました。高校からラグビー部でやってた同級生たちはそのランパスでラストがかかる時まで体力を温存することが出来て、ラストの1本でゴールラインを駆け抜けて練習の最初の関門を切り抜けてました。私にはそんな余裕は全く無くいつも最後はどん尻でお約束の罰則の追加メニューを頂いておりました。

練習の取っ掛かりからこの有様ですから、その後に暗くなってボールが見えなくなるまで走り、暗くなってからスクラムを組み、締めにボクシングのサンドバックを大きくしたようなダミーにぶち当たる練習を終わる時にはギュウギュウに絞った雑巾のようになって干からびて這いつくばって裏門をでたところにある寮の向かいの牛乳屋さんに行ってそのお店の床にへたり込んで、ゆっくりと噛みしめるようにチェリオを飲んでました。

なんか今の状況があの頃と全く一緒なんで笑えます。今も練習の後半になると膝が動かなくなり練習から抜けて、スマホ片手に記事にする画像を撮ったり練習が終わってみんなでモツ屋さんに行く時も膝がガクガクでマトモに歩くことが出来なくてたどり着くのは一番最後になります。

でもね。巽キャプテン見てたでしょ?

2年生になって、夏休みの前半は海技実習で午前中はカッターを漕ぎ午後は遠泳をして1週間を過ごし、後半の1週間は学校のグランドが土の入れ替え工事で使えないので萩で合宿、そして9月末に試験が終わって試験休みは強化合宿。逃げないで練習してたから、その秋のシーズンはバリバリと走れるようになってたよね。

だからさ、今回もこのまま途中で逃げ出さないで真摯に練習に参加していれば、試合でもガンガン相手にぶち当たってなおかつ走れるようになるんじゃないかと思ってるんだ。

そして今度の仲間たちと今この瞬間をエンジョイしてるんだ。今はまだヨボヨボで無様で格好悪いけどね。走ってるよ。しっかりと呑んでるよ、、

同期のラグビー部の面々です。中央のヘアーバンドをしているのが巽キャプテンです。

 - 水大ラグビー部, 赤パンツ(60代)