gengen33の草ラグビー奮戦記

ボールを持ったらとにかく突っ込め!

監督の檄

      2019/07/05

このところ日大のアメフトの選手のことが話題になっております。

私の学生時代にも、ラグビー部で右フランカーをしていたのでよく試合の前に「相手のスタンドオフをポンコツにしてこい」と監督から檄が飛びました。勿論ノーボールでもタックルしろというのではなく、ボールを持って突っ込んでくる相手に気後れしないで立ち向かえという指示なのです。

監督のコシトラさんは正に虎のような剛毅な方で真正面からガンガン突っ込み、ガチっと体を当ててしっかりボールを握るプレーをしろといつも言っておられました。大学からラグビーを始めてフィットネス不足でそういったプレーがなかなかできないでいた私は歯がゆかったのだと思います。

公式戦で山口県下の高専チームとも試合がありました。その時には試合前に「相手は高校生に毛が生えたようなもんだから血祭りにあげてこい」と檄が飛びました。しかしながら高専チームと言っても4年生や5年生が主体で彼らは体力も走力も我々と同等以上で、なお且つ当時は中四国ブロックの代表として全国高専大会の決勝に進出する位のチームで特にスクラムハーフやセンターは突出したプレーヤーだったので縦横無尽に走り回られて見事に返り討ちにあったことも思い出しました。

大学を卒業してクラブチームで30歳の前半までプレーして引退して、40歳になってからシニアチームに合流して50歳を目前に体調を崩してしまいリタイア、そして還暦を迎えて、再び赤パンでもう一度プレーしたくて、いま体を慣らしているところなんですが、あの頃の「監督の檄」が脳裏にしっかりと刻まれています。

「臆せずにガンガンと真正面から突っ込んで、ガチっと体を当ててしっかりとボールを握る」そんなプレーを最後にしてみよう。無謀ですがそんなことを考えているのです。

 - 水大ラグビー部