ひらやすみの午後の憩い

20代最後の仕上げのあとに訪れた、ひらやすみの午後**

午前中、スピンオフ版を仕上げて、

そのまま Kindle にファイルをアップした。

20代最後の“あの頃”を、

いまの自分の手でそっと整えて、

ひとつの航海を終えたような気持ちになる。

越中島のグラウンドでは、

イエローオーシャンの試合があって、

桜並木もきっと見頃だったはずなのに、

今日はどうしても身体がそちらへ向かなかった。

そのまま布団に沈み、

気づけば昼寝に落ちていた。

目が覚めて、風呂に入り、

湯上がりの身体に冷蔵庫の缶ビールをあてる。

プシュッと開けて、ひと口。

缶の側面に書かれた文字を、

ぼんやりと眺めていたら、

ふっと胸の奥がゆるんだ。

「陽だまりの散歩道」

「いつかと同じやわらかな風、はじまりの季節。」

ああ、これだ。

これが、今日の“ひらやすみ”だ。

作品を仕上げたあとの静けさ。

行かないことを選んだ午後の余白。

湯上がりの緩み。

缶ビールの冷たさ。

そして、言葉が自然に降りてくる瞬間。

今日のこの流れは、

gengen33.com の地層のひとつとして

そっと置いておきたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA