サケの話

そうそうまだサケの話、やってませんでしたね。早速サケの能書きいっちゃいましょうか!

市場でお目にかかるサケはシロサケ・ベニサケ・ギンサケ・サクラマス・アトランティックサーモン・ニジマスといろいろ種類がありますが、1番のお馴染みはなんといっても新巻サケの原料のシロサケでしょう。秋に産卵のために川に帰るところを漁獲されるのでアキサケともいわれています。日本近海で獲れるサケの八割はこのシロサケです。ところがシロサケのなかでも春先に日本沿岸に来て、”時知らず”と言われている、トキサケは味もよく市場でも特別の評価を受けています。

川で生まれ海を下り外洋を回り、また生まれた川で生殖活動をして一生を終えるサケが、どうやって母川回帰するのか、川でも海でも生きて行けるのはナゼか、その生態はまだ完全には解明されていないようです。これまでの研究で親と別の川で放流したサケが、放流した川に戻っているので、遺伝ではなく稚魚期の記憶で母川に戻るようです。また嗅神経を切断したり鼻に栓をしたサケが母川に戻れなくなることから、稚魚期に母川の匂いを非常に敏感に憶えているようです。

家に寄り付かない親不幸な子供や酔っ払ってなかなか帰ってこない親爺ィにはサケの曲がったハナをくっつけた方がいいかも・・・

さてさて話がそれてきました。生鮮や冷凍で盛んに輸入されるベニサケや、“お刺身サーモン”として最近脚光を浴びているノルウェイのアトランティクサーモンやチリのギンサケについては次回詳しくお話しますネ。

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